「姉妹隷嬢…京子の場合」-3
騙された…
「クッ…卑怯ですよ。富孝社長…何でこんな事。」
必死に言葉を投げかける京子を横目に、富孝はフイと視線を逸らし、デスクにあった新聞をめくり出す。そんな姿が一層に焦らせ、詰め寄って来る京子に冷静に、
「クスクス…。まぁ落ち着きたまへよ…木下君。そんなに怒っては、美人が台無しだ。なぁ?日下君。」
と、いつのまにか部屋の角まで来ていた日下に問いかける。
日下?………何故…
整理のつかない頭の中、想定外の人物が頭に入り、さらにパニックになる京子にゆっくりと日下は近づき、後ろから抱きしめる。
ツカツカツカ…ギュッ…
「クスクス…そうですよ、木下課長。いつもいつも、怒ってばかり。本当、美人が台無しだ。」
後ろから体を密着させ、京子の頬に舌を這わせながら、普段にはない反応を楽しむ。
ススッ…ヌルッ…ツツッ…チュプッ…
「ウッ…日下。貴男だったのね。S社に根回したり、こんなモノ撮らせたり。ただじゃ…ングッ!?」
抵抗を投げかける京子の唇を、尚志の艶のある唇が覆う。
チュブッ…クチュッ…チュブッ…
「うるさい女だな。社長の前で。お前に何か言う権利は無いの。わかるか?」
ねっとりと口内に舌を這いずりまわしながら、次第に態度を強くし、逃げ場の無い京子をさらに追い詰めて行く。
ヂュプッ…レロォ…ヌチュッ…クチュッ…
「ンッ…ハァハァ。や、やめなさい…日下。気持ち悪い…。ンプッ…仕事も出来ないくせに。」
未だ抵抗し、蔑みの言葉を発する京子の、負け惜しむ言葉に冷笑しながら、日下はさらに濃密に舌を絡ませ、後ろから形のいい乳房を、ブラウスごと揉みしだく。
チュブッ…グチュルッ…ンンッ…
ツツッ…ムニュッ…ムニュッ…
「ククク…木下課長〜、言葉とは違って、感じちゃってますよ?見られながらするのが、興奮するんですかぁ?」
わざと馬鹿っぽく追求され、京子は羞恥心と屈辱心、そしてじっさいに感じてしまっている快楽が入り混じり、顔を一気に紅潮させ、次第に日下のなすがままになって行った。