初夜〜The later story-7
「藍、さ…。俺としてから急におっきくなったよね、胸…」
「ばかぁっ…!何でそゆこと言うのぉ…っ」
「そういう恥ずかしがる顔が見たいからだよ」
わたしの感じるところを知り尽くしてるみたいに、秋くんはわたしの胸を優しく…だけど厭らしく揉んでくる。
こんな密室の…しかも狭い観覧車の中で秋くんに聞こえるのが恥ずかしくて、わたしは精一杯声をガマンする。
「ハァ…あ、い…」
秋くんが官能的な息を洩らしながら、わたしの太ももを掴んで脚を左右に開かせる。
そしてその手は徐々に下着の方へと伸びてきて…。
「きゃあっ…!だめっ…!」
その寸前で、わたしはとっさにスカートを押さえた。
だって、だって…こんな狭い観覧車の中で…こんな恥ずかしい事…
思わずその先を想像してしまい、りんごのように顔が真っ赤になったわたしに、秋くんは甘く微笑んだ。
「気持ち良くしてあげようか」
「や…恥ずかしい…」
「だめ。俺がガマンできない」
そう言ってわたしの太ももに触れた彼の手は、もう待てないと言うようにスカートの中へ今にも潜りたがっている。
「そんなこと言ってほんとは藍もまんざらじゃないんだろ」
「ち、違っ…」
「うそつき。こんなヤラシイの穿いてきて…」
そう言って目線を下ろした先は、今日の日のために新しく買ったミニスカート…。