初夜〜The later story-6
「…はぁ…」
狭くて甘ったるい雰囲気が漂う、二人きりの観覧車。
わたしたちの邪魔をするものは、もう何処にもない。
地上に散らばる無数のイルミネーションだけが、ただキラキラと光り輝いていた。
「ん…はぁ…」
絡み合うように何度も重なるお互いの唇。
洩れる吐息が狭い観覧車に響き渡る。
「こ、ここでやるのぉ…?」
秋くんの指が服の中へ潜りこんで来て、わたしの胸を揉みしだいてくる。
恥ずかしくなったわたしはすぐさま顔を上気させ、秋くんの肩へしがみついた。
「秋く…だ、だめぇ…」
「なんで…?」
「こんなの、誰かに見られたら…」
「見せればいいじゃん」
「そ、そんな…アッ…」
抵抗も空しく、あっけなくニットを捲り上げられてしまい、愛しい人の前へ晒されるわたしの身体。
秋くんの顔が近づいてきて、胸のつぼみを口に含まれる。
「ぁ…んっ…!」
秋くんが舌で起用にわたしの胸の突起を吸い上げてくる。
とっさに身体が反応して、わたしはとっさに目を瞑った。
「んっ、んっ…あぁっっ…!」
ピチャピチャと舌の動く淫らな音…。
円を描くように、生温かい秋くんの舌がわたしの胸を撫でてくる。
やっ、だめっ…そんなとこ…舐めちゃ…っ