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死の抗い〜始動と屍動〜
【ファンタジー その他小説】

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死の抗い2〜偽られた伝説〜-4

武器についての説明


警棒

見た目はよくある警官のもっている棒。ボタンを押すと伸ばしたり、閉まったりできる。
叩くより突くほうがダメージは大きく強度は計り知れない。
今はまだこれといった能力はない。

聖霊弾

一見、大きな回転式弾倉銃(リボルバー)だが、弾倉に弾を入れる必要はなく、弾倉に指を入れ念を込めることによって、周囲の自然から聖気(マナ)を圧縮して弾の代わりとして撃つことができる。
最大装弾数は5発。
与えるダメージは大きいが、反動も大きくマナを溜めるまでに時間がかかる。
また都会やコンクリートで囲まれた屋内では、十分効力を発揮できないので注意しなければならなくなる。


刀身が純銀でできている。
また銀は高位の司祭の祓済みなので、対吸血鬼戦では絶大な威力を持つ。
扱いは素人には難しいが、剣の扱いが長けたものが使うと本来の刀の能力を上回る効果を期待できる。

指輪

精神力を媒体として呪文を唱えることができる。
並の精神力の持ち主では、せいぜい簡単な呪文を唱えるので精一杯だが、膨大な精神力の持ち主が使うと……。




辰司は神具を早紀に指輪、雄介に警棒、啓に刀と聖霊弾を渡した。


「竹刀は使えるけど真剣なんて俺、使ったことないぜ。
俺がもし使えたとしてもこの銃は雄介か早紀が持つべきじゃないか?」


神具を手渡されて啓は疑問をぶつけた。


「剣道を習ってきたお前なら、多少はつかえるだろう。
その銃はさっきも言った通り反動が強い。お前ぐらい体格がよくないと逆に吹っ飛ばされるだろう。
神原君はその武器を使いこなせていたし、早紀ちゃんにはサポート役にまわってもらいたいためだ。」



早紀はうけとった指輪をつけてみた。すると激しい頭痛が彼女を襲う。


「きゃあ、くっ…。」


「早紀、大丈夫か?」


慌てて啓は早紀を支える。

「指輪が所有者登録をしているんだ。じきにおさまる。
呪文は指輪が所有者の精神力を判断して、必要に応じておしえてくれるだろう。」


早紀も頭痛が治まったようで、意識もしっかりしている。


「ふぅ〜、痛かった。啓くんありがとね。」


「まぁ…当然のことを…(照)。」

照れながらも啓は嬉しそうだ。


雄介は自分の神具を見ながら聞いた。


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