「僕は何?…」-6
パンッパンッパンッ…グチュッ…クチュッ…パンッパンッ…
「お…奥に…アァァァァ…イク…イキそう…。貴雄のソレで…ハァハァ…ンッ…ハァァァ…。ビクッ…ビクッ…」
あの方の肉壷が締まると同時に、僕は溜まっていた快楽の塊をあの方に注ぎ込む。
ハァハァ…ビクッ…ビクッ…ビュルッ…ビュルッ…
終わった後、いつものそっけなさ。余韻に浸る間もなく、あの方は僕を玄関まで連れて行く。
「じゃあ…また今度。同じ時間にね。待ってるわ。」
そう言い残されて、閉まる扉を切なそうに見上げながら、僕はまた…僕は何だろう…と呟きながら暗い部屋に戻って行く。
〔完〕