Blackmail-6
ー夕方ー
恭香は本社の情報システム課を訪れていた。昼間のメールを突き止めようと。
しかし、
「じゃあ特定するのは無理なの?」
恭香の言葉に対し、情報システム課の責任者である南雲は言った。
「ええ…大学や大企業なら別ですが、通常は発信されたのが、どの地域なのかぐらいまでしか分かりませんね」
「そう……」
南雲の答えに、恭香はため息を吐いた。
逆に南雲は驚いた。別会社ながら仕事上、何度も恭香を見てきたが、これほど自信なさげな態度は初めてだからだ。
気になった南雲は訊いた。
「何か重大な不備でも?」
恭香は、取り繕うように作り笑顔を見せて、
「…なんでもないの。お邪魔したわね」
恭香は南雲に礼を言うと、情報システム課を後にした。
ー夜ー
恭香はリビングのソファに座り、憂鬱な表情でワイングラスを傾けていた。
(…いったい何故……)
夕方。社に戻った部下達に、さりげなく声を掛けて反応を見た。彼女なりに考えた結果、彼等だろうと思えたからだ。
〈ご苦労さま。成果はどうだった?〉
だが、部下達は皆、顔を引きつらせて答えるだけで、これといった手掛りに繋がら無かった。
これまで、恭香がそのような態度を見せた事など1度も無かったからだ。
(…でも、あの映像……)
恍惚とした表情で、自慰に耽る己の映像を見せられた恭香は、嫌悪感と同時に、見られている事に気づかずに欲望に溺れている自分に、妙な興奮を覚えた。
「…う…んっ…」
恭香の指が、大きめのシャツから伸びた脚をなぞり、内股の奥を撫でる。布は深く喰い込み、その中にある秘部の形が分かるほどに。
恭香は、こねるように秘部を撫で付けると、一方の手で乳房を荒く揉みしだく。
「…はぁっ!…う…んっ…」
布越しの感触が、もどかしいとでも言いたげにパンティを引き剥がす恭香。
露になった秘部は、ぬらぬらとした愛液が花弁から溢れていた。
「…あ……はぁぁ……」
恭香は、男根を模したピンク色の張形を秘部に押し付けると、根元のスイッチを押した。
男根はブルブルと小刻みに震え出した。恭香は、丸みを帯た先端をクリ〇リスに当てた。
「ひっ!」
思わず声を挙げる恭香。クリ〇リスに触れた瞬間、疼きにも似た快感が身体を駆け抜けた。
再び、ゆっくりと触れる。