秋と春か夏か冬04話〜『夏ストーリーは突然に』〜-7
「むぅ〜…あっ、でも一緒にいれば僕のこと思い出してくれるかも♪気長にいこうね恭介♪♪ホントは僕から教えても良いんだけどさ……」
「恭介が自分で思い出してくれないのは…寂しいよ……」
そう言って本当に悲しそうな顔をする夏輝。
この顔もさっきの泣き真似のように演技なのか?
でも俺には演技とは思えなかった。
それに…この寂しそうな顔を前にも…見たことがある気がして……。
「スキあり!!!!」
すかさずキスしようとする夏輝。
俺は顔だけで必死にかわす。
「むぅ〜…縛られてるのに器用なんだからー」
普段の顔に戻ってる夏輝…さっきの寂しそうな顔もやっぱり演技なんじゃないのか?
疑う恭介であった。
つづく?
…てゆーかよー
いい加減、縄をほどけー!!!!
つづく…