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One day Part1
【コメディ 官能小説】

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One day Part1-1

農作業も一段落した6月のある日、友人の 充 が訪ねてきた。

 それほど親しいと言う訳ではないが、たまにぶらっと訪ねてくる。

45歳を過ぎても独身で、根が真面目な男で酒も飲まず、タバコも吸わない、まして女遊びなどした事のないような男で、生きがいが仕事というような男だ。

その無口で生真面目な男がぶっきら棒に話し始めた。



「俺。。。。。結婚することになった。」

することになったとは? やや違和感を持つ、彼は話を続けた。

「ブラジルから日系3世の オナゴだ〜」



「ほー 良かったじゃねぇか。おめでと」



しかしながら、あまり浮かない顔をしている。



「気にいらねぇのか?」そう切り返す。



「いや、めんごいし、気立てもいい。年も22歳だー」



「それじゃ、何が不満なんだ?」



「。。。。。。」

充がゆっくり話し始めた。

「おれ、生のおなご。。。。」

彼が言うにはこうだった。若い頃青年団でトルコ風呂(今のソープランド)に無理やり連れて行かれて、若い女の裸見て興奮して勃起したのだが、ナニを触られた瞬間逝ってしまった。

その時の女の言葉が「あら、もう逝っちゃったの?」笑いながら言われた言葉がトラウマになって、それ以来生身の女性の前では何も出来ない男になってしまったらしい。不能かというとそうでもない、ビデオや写真を見ながらだと勃起するという。



この男がそんなビデオや写真を見ている事に驚かされたが、問題は生身の女性にそれ以来反応しない充に困惑してしまう。



「信哉〜! 来月結婚式なんだ〜〜〜。どうするべ(><)」

「。。。。。」

半分涙声の充に困惑してしまう。


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