第3会議室…1-5
「んんんっ!!」
指が、奥まで。
かき回される度に頭が真っ白になる。
ぐちゃぐちゃと卑猥な音を立てて、あたしのすべてをおかしくさせる。
唇も、頭の中も、そしてそれの中でさえ…
あなたでいっぱいになる…
部長は指と唇をあたしの体から同時に離して、指にまとわりつく体液を舐めとる。
そしてベルトを外して。
あたしの体を抱き寄せて──
「やめて下さいっ…それだけは…!!
部長、許して…お願い!!
…嫌ぁっ!!」
「…もう、入っちゃったよ…?」
「ああっあああっ!!
動かさないでっ、やめて部長っ!!」
部長のスーツに必死にしがみついて、目をぎゅっと閉じる。
これは、ただの性欲処理。
笑顔の部長はどこにもいないと今頃気づく。
「やめてっ…
やめて下さ…いっ…嫌っ…部長…!!」
「ほ…ら、見ろよ。
つながってるところ…」
部長が体の動きを止めてあたしの耳元でそう囁くから、あたしはゆっくりと目を開けた。
確かにあたしの中に部長のそれが埋まっていて、甘酸っぱいにおいが辺りに広がってる…
「ちゃんと見とけ…
お前は、俺に犯されたんだって」
「許…してっ…」
あたしのその言葉は空しくも肉と肉がぶつかる音によってかき消された。
「んんっ…んっ…」
もう、涙しか出てこない。
気持ちいいとか、気持ちよくないなんてそんな感情はどこにもなかった──
「…星野っ…うっ…!!」
あたしの太ももに、部長の欲望が吐き出される。
あたしは、体を支える力を失って机の上に臥してしまった…