投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

秋と春か夏か冬
【学園物 恋愛小説】

秋と春か夏か冬の最初へ 秋と春か夏か冬 0 秋と春か夏か冬 2 秋と春か夏か冬の最後へ

秋と春か夏か冬〜日常生活編〜-1

「せ、先輩ッ!あの…もしよかったら…つつ、付き合ってください」

顔を真っ赤にしながらの告白は一生懸命で正直かわいいと思う

思うけど…でも俺の返事は決まってるんだ 
「…ごめん」

「…やっぱりそうですよね…こ、こちらこそ急にすみませんでした。失礼します!」

目に涙を浮かべながら女の子は走り去ってしまった

(はぁ…泣かしちゃったよ。こっちが悪いみたいだな…って実際断ってるんだから俺が悪いのか?でも俺だって泣かしたくて泣かしてないっての。てかそもそも冒頭で告白シーンとか作者はバカじゃねーの?)

少年は溜め息(愚痴?)を吐きながら校舎裏を後にする

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ガラッ

「おっ、色男が帰ってきた♪」

「そーゆー言い方は恭介が怒りますよ」

「でも怒る元気なさそうね。いつにも増してブルーフェイスだもん。へんな顔」

俺が帰ってくると教室の隅から言葉が飛んでくる
そーいえば自己紹介がまだだった

いまブルーな顔で教室に入ってきた男が
秋津 恭介(アキツ キョウスケ) 16歳 この春2年になりクラスはA組だ 

「元気だせよ色男♪振ったおめーが落ち込むってのも変な話だぞ」

この軽くちな男は染井 拓也(ソメイ タクヤ)    17歳 1つ上だが学年は同じ、つまり………いや、野暮なことを言うのはやめよう
クラスは隣のB組である

「元気だしてください恭介。ほら、ご飯がまだ途中ですよ。昼休みが終わってしまいます」

さっきの軽くちと正反対の丁寧な口調
こいつは青柳 理緒(アオヤナギ リオ) 16歳
俺とは小さいときからの知り合いで一番の親友だ
クラスはA組


「その暗い顔みるとメシがまずくなるわ。まぁ私は食べ終わってるし、あなたの顔が見たくないだけだけど」

この辛口女は
北条院 鈴音(ホウジョウイン スズネ) 16歳
クラスはD組でこいつは…
「鈴ちゃん、そんな言い方恭介に失礼だよ」

「あっ、ごめんね理緒くん。気にしないで冗談だから♪」

…こいつは理緒の彼女である。


「あはは。あいかわらず鈴ちゃんは恭介に厳しいねぇ♪」

「黙れロン毛。気安く呼ぶな。下の名前で呼ぶなら様をつけろ」

「鈴ちゃんダメ」

「う〜ごめんね理緒くん」

鈴は俺ら男子に対してツン度100%、理緒に対してデレ度100%という、ある意味完璧なツンデレである。
ちなみに女子には至って普通に接する。
てか謝るなら理緒でなく俺らに謝れ


秋と春か夏か冬の最初へ 秋と春か夏か冬 0 秋と春か夏か冬 2 秋と春か夏か冬の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前