DEEP DIVER玲那〜闇に沈みし者〜-27
「んぁあっ!?あ、ああっ!そ、そんなにきつくしないでぇっ!!」
悲鳴を上げる玲那。しかし、何を言われても環の腰の動きは止められなかった。止めようがなかった。
興奮のあまり、環の目は充血し、視界が狭くなる。何も考えられないままにただただ柔らかな少女の肉体に己の欲望を打ち付ける。
「は、はあっ!はああっ!!」
獣のように息を吐き出しながら、玲那の腰を抱え、懸命に腰を振る環。溢れる肉汁がこぼれ落ち、ぽたぽたとはしたない水たまりを作る。
「ヌルヌルなのぉお…。ヌルヌルなのぉぉおっ!!んはあっ!!」
譫言のように喘ぐ環。結合部からは経血と愛液が混じり合い、陰茎が出入りする度にぶじゅぶじゅと泡沫を含み、二人の少女の白い太股を濡らす。
柔らかくにちゅにちゅと絡み付く花弁の感触に環は我を忘れて腰を振るが、激しい責めに玲奈は目に涙を浮かべ、快楽に咽び泣いた。
「あんっ!あああんっ!やはぁあん!お腹がめくれちゃうんぅっ!?」
既に佐和子達の拘束はなく、手足に力を込めようとするが踏ん張れる場所がない為、玲奈は空を掴む様に手を振り、足を突っ張らせ、まるで壊れた操り人形の様に藻掻いた。
「んぅ…んはぁっ!?あんっ!玲奈ぁ…あ、ああっ!もう、もう…んひぃっああっ!?」「や、やああっ!やあんぅっ!?あ、動かないでぇっ!もうやめ、…んぁああっ!!」
過剰な刺激を止める為に玲奈は環に足を絡め、背中に爪を立てた。ぴったりと密着したその瞬間、二人の少女は身体を絡み合わせたまま絶頂を向かえ、玲奈はそのまま気を失った。
「んぅ…玲奈、可愛い」
環はぐったりとしながらも気を失った玲奈の唇に自らの唇を重ねる。そしてゆっくりと、深い闇が二人を包み込んでいった。
暫くして玲奈が目を覚ましたところは、どこか見知らぬ研究室の様な所であった。ぼやける視界に目に入ったのは左右に立ち並ぶ円筒形の水槽で、その太い柱ほどもある水槽の中には何か液体の様なものが満たされており、羊水には悪夢の様な奇形の人間が浮かんでいる。水槽の間には作業台があり、見慣れぬ機器類が雑然と乗っており、そして玲奈の正面には、一際大きな怪物が磔刑台に吊されていた。
その正面の異形に気が付いた玲奈は、思わずかぶりを振って我が目を疑った。
「あれは、神の眷属…」
思わず磔刑台に近づこうとする玲奈であったが、そこで初めて自分が拘束されている事に気が付く。既に衣類は全て剥ぎ取られ、白い乳房や陰部まで丸出しである。
「やだ、何これっ!?」
思わず身体を捩り、陰部を隠そうとする玲奈。しかし、足も繋がれており、太股を閉じる事もできない。
「どうやら、気が付いた様だね…」
水槽の陰から姿を現す白衣の男。そして、その男の背後には不安げな表情の少女が一人、玲奈の視線を避ける様に身を縮めて立っている。
「奈々花ちゃんっ!?」
驚きの声を上げる玲奈。その玲奈の様子に奈々花は男の陰に隠れ、白衣の男、飛騨は嘲りの声を上げる。
「この女が僕に君の生理を教えてくれたのさ。巫女の力は月経で失われる事は知っていたからね…」
「この末成り瓢箪っ!あんたが奈々花ちゃんを操って!」
「…操って?」
玲那の言葉に飛騨は薄く笑った。
「操るとは人聞きが悪いね。この女は僕に抱かれたくて僕の言うことは何でも聞く淫乱なんだよ」
「嘘っ!!奈々花ちゃんはそんなんじゃない!片岡先生や下塚さんみたいに、何か変な術でもかけて操ったんでしょっ!!」
激高し、目を剥く玲那に対し飛騨は真顔に戻り、面白くもなさそうに応じる。