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粉雪
【エッセイ/詩 恋愛小説】

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粉雪-2

"ねぇ"

別れてから何回あの人に呼び掛けただろう


嬉しいこと
楽しいこと
悲しいこと

全て心の中で報告してきた気がするよ


あの人が幸せになるように
別れを選んだけど


やっぱりアタシが幸せにしてあげたかったよ


不器用な優しさも

細い指も

アタシを呼ぶ声も

全て
全てアタシの所に置いておきたかった。


今さらもがいても泣いても仕方ないけど


あぁー
アタシすごい好きだったんだな

全身であの人を愛してた


涙はその時のアタシを想うからでてくるんだろう。


幸せだと分ってどこか安心したアタシ。

これで少しはアタシも前に進めるかな‥


忘れる必要なんてないし、
思い出なんて美化されて当たり前だし‥

ただ思い出になったということをうけとめるまでが苦しいだけ。


アタシ

忘れないよ


忘れきれないよ

今日みたいに雪が降る日にゎ悲しいあの人の背中を思い出すのではなく

あの人が振り返った時の笑顔を思いだそう


まだ携帯のライトはブルーのままで‥


進もう。

ここから‥。


雪がアタシの心に染みて

過去を溶かしてくれる


だからアタシわ冬になるとあの時を思い出すよ

ずっと

ずっとね。。


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