イヴの奇跡-6
『ぁ…!あぁぁぁぁぁあ!』
悲鳴をあげて、イヴの体がビクリと大きく跳ねた。
『まだだ…俺も今っ…イク。』
『んぁ…!待っ…てぇ…!ぁぁぁああああん!』
イヴの膣内がイッたせいでぎゅうぎゅうと神崎の一物を締め付けてたので神崎は短くそう言って更に激しく腰を打ちつけた。
そのせいで、たったさっきイッたばかりのイヴはまた絶頂を迎えることになる。
どくんどくん…
神崎のものが脈を打ちイヴの体内へ種を送り込む。
が、イヴはもうくたくたで肩で息をするのでいっぱいいっぱいだった。
『メイドにしては、若いな。いくつだ?』
下半身は繋がったまま、さらりと神崎がイヴの髪を撫でた。
神崎の掌にイヴは頬を擦り寄せる。そしてキョトンと目を開いた。
『とし…?としって?』
『…?俺は難しいことを聞いたか?お前が生きてきた年数だぞ…?』
神崎は不思議そうに尋ねた。
…が、猫のイヴに歳という言葉は存在しないのだ。
『よく…わかんない。でもねっ、名前はイヴ!ご主人様がつけてくれたのっ!』
最高の笑顔でイヴはそう言った。頭の良い神崎は、これでピンと来た…
…ように思われたが。
『イヴ…?今日拾った俺の飼い猫と同じ名前か…珍しいこともあるもんだな。』
などと言って、イヴの耳を甘噛みした。どうやら…ピンとこなかったらしい。
『ふ…ぅ、やぁ…だか…らっ、私っ…んぁ…!…猫、だもん…っ。』
甘い声で鳴きながら顔を紅く染めてイヴが真実を告げた。
が。
『面白い冗談だな。』
神崎は信じない。
耳たぶを甘噛みしたり、わざとぴちゃぴちゃと音を立ててしゃぶったりしている。
『ん…ぁぁう。本当、だよぅ…』
顔を背けて逃げようとイヴはもがくが、顎を掴み押さえつけられてしまう。
『動物が人間に?そんな話聞いたことがないな。』
神崎の手がイヴの胸を強く掴み、揉みしだく。
『今日、ぁん、私と一緒に…お風呂にっ…んっ。入ったのにっ…』
イヴの言葉に耳責めが止まる。涙目で神崎を見ると、そこには驚いた表情をした神崎が映った。
『まさか…。嘘だろう…?あの時は部屋に誰も通してないし、誰も居なかった!』
信じれないと神崎が思うのも無理はない。そもそも、有り得ない話なのだ。
今だ真実を受け入れられずにいる神崎にイヴは今日の二人にしかわからない出来事をぺらぺらと話し出した。