「美女と野獣・・・」-98
ビチャッ!
ピチャビチャッ!・・・・・・ボトッ!
「んああああああ!!イヤアアアアアァッッ!!」
次から次へと降り注ぐキモメン達の雨、あられ、涎の嵐。
上半身をグイッグイッとねじっては、雄たけびの様な絶叫をあげるR。
エンドレスな唾液攻撃を繰り返すキモ男優達。
その光景を目の当たりにしつつも、鬼畜な笑みを浮かべながら
Rのアソコへ強襲し続けるクソキモ男優。
これぞまさしく最高の汚辱作品。凌辱ビデオ。
しかもなんといっても、標的にされてるのがあのRなモンだから
オレの心の中でくすぶっていた変態心にすんなりと火が点いたのかもしれない。
あの地味なRの姿はもうどこにも無かった。
あの眼鏡の奥で輝いていた、磨く前の宝石の様な目は何処かへ消え失せ、
知らんオッサン連中達の精子を存分に浴びた目を重いながらも開けた今は、
必死で抵抗するも無残にも犯された過去の様に恐怖に満ち、
多数の野獣達に囲まれては弄ばれる事に怯えている・・・
そんな風にはオレには見えなかった。
欲してる・・・
まさに、今のRは欲してる・・・
男を?
野獣を?
キモ連中を?
自分を虐める全てのモノを?
自分に降り注ぐ全ての液体を?
まるで、他力によって汚された過去を自力で洗い流そうとでもしてるかの様に。
Rは傷を負っている。
深い深い傷を負っている。
手当ては出来ても、一生消える事の無い、暗い傷。
突如オレの前から消えた数年前の出来事が、走馬灯の様に蘇って来た。
オレの為だったのかもしれない。
R自身の為だったのかもしれない。