「美女と野獣・・・」-51
次第に腰の動きが早くなる。
決して受け入れられないこの状況。にも関わらず、
何の抵抗すらをも出来ない自分に腹が立ち、イラつき、悲しくなって涙が出た。
涙腺は生き残っていたんだ・・・
犯されてるというのに抵抗しないわ、声出さないわ、涙も出ないわ・・・では、
薬で麻痺してるとはいえ、最上の屈辱・・・
せめて・・・
せめて意識までをも奪ってくれれば・・・
うっ・・・!
さっきの赤髪が胸の上にドスンと腰を下ろした。
身体が麻痺してても臓器は正直だった。
丸出しになったブツが目の前にそそり立つ。
亀頭の先っぽが月明かりに照らされて光っていた。
顔だけに留まらず、性器にもピアスとは・・・
やっぱ宇宙人・・・いや、宇宙獣・・・?
半開きになっている口に指を突っ込まれ、大きく開けさせられる。
まるで形状記憶の様に、その大きさを確保したまま、
Rの口は大口を開けたままの状態になった。
頭を鷲掴んで持ち上げられ、血管の浮き出たブツが口内へと突入してきた。
Rにとって初めて男の性器を口に含んだ瞬間だった。
初めてのフェラ・・チオ・・・
なんの感触も無い・・・
なんの味もしない・・・
何も感じない・・・
唯一感じるのは・・・
息苦しいというだけ・・・
アソコに激しく出し入れしているヤツと同じ様に、
赤髪もまた奥の奥までぶち込んでくる。
奥の粘膜に触れて嗚咽があがる事も無い。
しかし道を塞がれた喉は呼吸すら困難に陥らせた。
せめて・・・
せめて味の一つでもすればいいのに・・・
性器の味・・・
精子の味・・・
赤髪と目が合った。
どんな時でも常に無表情。喜怒哀楽のどれも見せない。声も発しない。