「美女と野獣・・・」-103
オレが征服してやる・・・!
あのクソキモの如く・・・!
Rの様に虐めてやる・・・!
彼女に見つからない様にスボンのファスナーを下ろし、
彼女に決して見られない様にビンビンに勃起したブツを手でしごいていたさっきまでの自分が、
今となってはなんの躊躇も無く、堂々とその姿でベッドから下り、
薄気味悪い笑顔を浮かばせながらバスルームへ近寄るオレ。
つい今さっき、無情にも大量噴射してしまったとは思えない程、
ギンギンにおっ勃ったブツをユラユラと揺らしながら、
上着を脱ぎ、スボンを脱ぎ、パンツを脱ぎ捨て、彼女のいるバスルームへ入った。
リンスの池の中でリンスまみれになった彼女はその場で起き上がり、
近づいてくるオレを獣でも見るかの様な目でジーッと直視している。
何と言えばいいのか、思いつかないらしい。
しかしオレには分かった。
獣を見る目・・・
ただそれだけではない。
辱められたい・・・
その一心で、彼女はオレに明らかに目で訴えていた。
風呂場のムンとした熱気に紛れて、街中で匂いをちらつかせている
女性のリンスの甘い匂いが充満している。
オレも何と言葉を発しようか分からずに、無言で座っている彼女の目の前まで
滑らない様にゆっくりと歩いていった。
オレを見上げる彼女。
上から彼女を見下すオレ。
どちらも声を発さない。
バスルームの外でRが叫ぶ声が耳に入ってくる。
それでもどちらもTVに目を向けようとはせず、
互いの目の奥を透かし見る様に、相手の心を探り続ける。
オレは今まで、エロビで見た様な激しいSEXをした事が無く、
そもそもSMとか陵辱とか、拘束とかイラマだとかいった部類に関しては興味すら無かったのだ。
当然オレ自身がSかMかも考えた事すら無ければ、
彼女がSかMかなんて事も気にしてなかった。
だから普通にフェラをさせ、普通にクンニをし、
普通のSEXを楽しんでいた。