震える肢体U-4
「美保……今度は私のを…」
そう言って跪く庄蔵のペ〇スを田辺は舌を這わせて舐め回す。
(…ああ…あんな……)
父親の性行為を覗く麗香の指は、パジャマの裾から中に入り自身のパンティをなぞる。
無意識に息を殺し、性感帯を指が責める。
「…う……ん……」
初めての快感を噛み殺しながら、中を覗き込む。
父親はペ〇スを握ると田辺の股間に当てがい、ゆっくりと挿入していく。
「はぁっ!…あ…はああぁぁ…」
田辺の声が外に漏れる。麗香の指も、動きが激しくなる。
(…ああ…気持ちいい……)
麗香のパンティは濡れてヒダ肉が喰い込むほどだ。
中の激しい肉を打つ音と共に、高揚していく2人の声が激しくなる。
それに従い、麗香の動きも止まらなくなる。
(…なんか変……来る。来ちゃう)
「はああぁぁっ!…ああっ!あぁぁ…」
その時、田辺の絶頂が響く。
「…くぅっ!…うっ…ううん!」
麗香も初めての絶頂なのか、痙攣しながら小さく声を挙げた。
庄蔵の部屋の前でぐったりとする麗香。だが、その一部始終を見ていた者がいた。町田だった。
彼ら運転手は、非常時にも備えるため、同じ屋敷内に部屋がある。
麗香が開けたドアーから漏れる音に、町田も気になり様子をうかがおうとしたのだ。
(…あんな子供が……)
町田は呆気に取られた。が、次の瞬間、そのつりあがった目と薄い唇を醜く歪めて笑った。
「これはどういう事だね。麗香」
庄蔵は優しく、しかし、強い意思で麗香に聞いた。聞かれた麗香は黙って俯くばかりだ。
7月頃から成績が徐々に下がり始め、常に学年トップ10だったのが10月には50位に落ちているのだ。
当然だった。
あの晩。父親の性行為を覗き見て、自らも肉の悦びを覚えた麗香は、毎晩のように自慰に浸っていたのだ。
俯き、唇を固く結ぶ麗香を見て庄蔵はフッと息を吐くと、
「…少し、頑張らないとな……」
麗香はペコリと頭を下げると自室へと戻っていった。
庄蔵は立ち上がると部屋の電話で田辺と町田を呼び出した。
「お呼びでしょうか?」
町田は少し遅れて庄蔵の部屋に入る。すでに田辺は来ていた。