**ヲタクアイドルVSメガネ王子**-7
「……運んだって‥」
「あっ‥ごめん。まぁ‥一般的に言うお姫さまだっこってやつ?急に倒れたからさぁ‥‥。気を悪くしちゃったなら「いえっ!!滅相もございません!!!」
「あぁ‥なら、よかった。じゃあ二時限目そろそろ始まるから僕は戻るね。ひよりちゃんはもうちょっと寝てな。じゃあ。」
あぁ‥‥
もう‥ダメ‥‥‥
顔が‥‥
体全体が‥‥熱い‥‥。
一度に眩しい人を二人も見てしまって私の目はチカチカしている。
そして体温は急上昇‥‥。
もう一回寝て、目が覚めたときに先輩がいてくれたらなぁ‥‥‥。
この時の私はどちらの先輩のことを想像していたのだろう‥‥。
つづく。