投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

聖なる夜に…
【その他 恋愛小説】

聖なる夜に…の最初へ 聖なる夜に… 39 聖なる夜に… 41 聖なる夜に…の最後へ

純白の訪問者-13

そして、深呼吸をしてから、

「その先は言うな。オレに言わせろ」

そう言ってテーブルから立ち上がると、姿勢を正してから深々と頭を下げてから、

「…どうか、結婚を前提として今後も付き合って下さい」

めぐみはすぐに立ち上がり、両手で顔を被って、

「…喜んで……」

その瞳からは涙が流れていた。

「…わ…私…なんかで…良いんですか?…」

めぐみの言葉に敦は真剣な眼差しで、

「お前じゃなきゃダメなんだ」

その言葉を聞いた瞬間、めぐみはへたり込み、顔を伏せて嗚咽を漏らした。

〈純白の訪問者〉は降り続く。それはまるで、これからの2人を祝福するかのように……



…「純白の訪問者」完…


聖なる夜に…の最初へ 聖なる夜に… 39 聖なる夜に… 41 聖なる夜に…の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前