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難読語三兄妹恋愛暴露
【コメディ 恋愛小説】

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難読語三兄妹恋愛暴露~長女Ver.~-4

「でさ!」

四人で食後のお喋りをしていると突然、長閑が話を変えました。
これからがいいところだったのに、と遮られたエリはちょっと不機嫌です。

「今日の放課後、例のドラッグストアに行く話だけども…」

そんな話、誰も一度もしていないのですが。

「何の話だ!」

「てかいつ決めたの!」

「今だけど?」

「ドラッグストア〜?」

ポチの頭上にハテナマークです。そんなポチに三人でミワの話をして聞かせます。するとポチは

「え〜!そんなひどい事されたの〜!ミワちゃん、可哀相…」

と言って、ミワに「これあげるから元気出して」と、苺味の飴玉をあげていました。

「だからさ、頭くんじゃん。こちとら何も悪いことしてないのに黙ってはらんないっしょ!」

そうなのです。
長閑はこういう奴なのです。
私と違って、小さい頃から長閑はヤンチャでした。自分勝手で恐いもの無し。しかしその反面、妙に正義感が強いのです。
必要以上に生徒に体罰を与える先生の授業のボイコットを率いて、最終的に辞めさせたのも長閑。
カツアゲをしていた男の先輩をボッコボコのケチョンケチョンにして病院送りにしたのも長閑。
痴漢を目撃してしまい、犯人の男の腕を捻り上げたところ、勢い余って骨にヒビを入れてしまったのももちろん長閑。
多少やり過ぎな部分はありますが…。
おかげて長閑はちょっとした有名人になり、トレードマークの朱色の髪から『紅き破壊神』と呼ばれるようになりました。
まぁ、あのお気楽さから友達は多いようですが…。




さて、話を戻しましょう。今回のことも長閑はじっとしていられない模様です。

「いぃよ、もう済んだことだし…」

ミワはやんわり断りました。大人ですねぇ。

「だめだよ!カメの誤解は解けたけど店の誤解はまだなんだよ?一言言わないとアタシの気が済まない」

「もー。いいよ、長閑。ミワもいいつってるんだし、そこまでしなくても…」

「じゃあアタシ一人で行ってくる!ダイジョーブ!!暴れたりしないから」

エリとミワは二人で顔を見合わせ観念したように溜息を吐きました。

「ありがと、長閑。でも絶対問題起こさないでね」

「あんた退学にリーチかかってんだかんね?長閑のいない学校つまんないし」

二人の言葉を聞いて、長閑はにっこり笑って大きく頷きました。
そして


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