甘辛ウィルス-9
靴を履き、扉を思いっきり開ける。
すると何かがぶつかり、ガンッ!と重い音がした。
それを目で確認した時、私は───
「い……ってぇなぁこの野郎。 そんな汗だくで何をしてるんだよ、便所なら中だぞ」
そいつが誰かなんてわからなかった。
そいつの背中にいる、目を閉じた人物しか見えなかったのだから。
「どこで何をしてどこで何をされた! 誰かに殴られたのか車に轢かれたのか通り魔にあったのか強姦されたのか自殺を図ったのか薬を飲まされたのかナイフで肉を抉り取られて拷問されたのか!! 死んだの!? 死んでないの!? 一体なんなの!? どうしてこうなったの!? 私はどうすればいいの!? もういやだ、いやだいやだいやだいやだ! いやなんだよぉっ!!!」
◇◇◇
{ぴんぽんぱんぽーん}
どーもどーも、秀麻 凪です。
えーと、色々事情というモノがあるのですが、簡略してお話します。
私が発狂したところで、一端「甘辛」は終了です。
物語(本編)が一気に加速しちゃった為、一時的に甘くて辛いお話をお送り出来なくなってしまいました。
もちろんこのお話は続きます。
もう一度改めて言うと
『一端』、『甘辛は』、『終了です』。
…では!
〜fin〜