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at office
【OL/お姉さん 官能小説】

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at office3-6

「きつ…。」
そういうと、美南の耳元へ、また唇を寄せてきた。
そのせいで、さらに奥深くへ昌樹のそれが当たり、美南の快感をより深く抉(えぐ)っていく。
「今日…。」
昌樹が吐息の様な、微かだが熱い声で話し出す。
美南はそれだけで自分のなかから愛液が溢れてくるのを感じた。
「ん…」
少し身動ぎする美南にお構い無く話を続ける昌樹。
「永瀬が、美南を抱き止めたろ?」
「……?」
考える力が無い今の美南には、何の話をされているのか分からない。何か言葉を出そうとしたが、それを制するように耳を甘噛みされる。
「ふっ…」
「俺、やばいわ。」
「…な…に…?」
「あんなしょうもない事で、どうしようもなく腹立つ。」
そう言い終わるか終わらないかのうちに、ぐっと腰を掴まれ、激しく打ち付けられる。
「あぅ!はぁあっあっあっあっあっ」
肌と肌がぶつかる音と、止められない喘ぎ声と、昌樹の息づかいとが室内に響く。またしても、自動的に高ぶっていく体。
「イって、美南。俺の前でだけ…。」



―――分かった。
ここにきて、ようやく。
働かない頭のせいで、ここに至るまで気付かなかった。

ヤキモチだ。


そう思った瞬間、美南の身体は最高の快楽と共に意識を手放した。





――10分後、目を覚ました美南に、昌樹がこっぴどく怒られたのは言うまでもない。


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