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男気?女気?
【青春 恋愛小説】

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男気?女気?-1

【男気?女気?】

俺の名前は、高倉 周治。年は17で高校には行ってねぇ…
ってか、そんな頭もありゃしなかったし、勉強とか校則と意味分かんねぇし。

まぁそんなだからって中学出たら何処行くかーってつっても、迷う程やりたいことも選択肢もありゃしないわけでぇ…

ただ普段親にムカつくだのウゼェだと偉そうにいっちまってる分、親のスネかじってアグラかいていられる程、素直でも可愛げも無い俺は、まぁ成り行きで大工見習いって事でパシリの毎日だ…

「おぅ!高倉よぉ!お前つかえねぇんだからお詫びに俺達に飯ぐれぇおごれよ!」

「いゃマジ勘弁してくださいよ、かなり今月厳しいんすよ」

「そんなのしらねぇよ。大体、何でお前らみたいなガキに仕事教えてやって何で給料まで払わなきゃなんねぇんだよ?」

「ははは!そぅだよな?!教えてやってんだから授業料貰うのがスジっもんだぜ?」

(くそっ!また始まりやがったぜ…そんなの知るか教えて金ほしけりゃ先公にでもなれっつうの…)

「すいませんねー。こんなんでも生きてるもんで無駄に金かかっちまうんですよ。」


「ったく…お前は良いよな〜ヘラヘラしてて金貰えるんだからよぉ?」

(別にヘラヘラしてるから金貰ってるワケじゃねぇぞ?)

「そぅそぅ俺らが働いた金を大した事出来ないくせにかすめとっていくんだから」

「お前大工よりそこいらのブス捕まえてヒモにでもなった方が良いんじゃねぇの?」

「「ははははっ」」

(てめぇらだって初めから仕事できて金貰ってたワケじゃねぇだろ?!)

「おぃ!ヘラヘラ笑ってねぇで気をきかして飲み物位買ってこいよ!?」

「あっはぃ!解りました!」

まぁ大概がこんな感じだ、何度こいつらぶん殴って辞めちまおぅと思ったかわかんねぇけど…学校だの真面目だのって生き方から抜けた俺がここから逃げだしちまったら、
もぅ俺には何もねぇんじゃねぇかって気がして…必死にかじりついてる

「はぃ!買ってきました!お茶で良かったっすか?」

「はぁ?いらねぇよ!別に飲みたいワケじゃねぇし目障りで邪魔だから追い出しただけだよ!がははは」

(こんのクソ親父!何年かかるか解らねぇけど仕事覚えたその時は、マジ覚えとけよ!)

「てめぇ!何だその目?仕事1つ出来ねぇクズが頭にのるなよ!」

ドゴッ!!
(くっ)
ドカッ!!
バキッ!!


…………

まぁよくある事だ、別に気にしやしねぇ…殴られるのはなれてるしな…。ただ未来の俺様が確実にあいつらに制裁を加える事を切に望むまでだ

こんなクソみたい日々をおくってる俺にも一応…彼女がいる…


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