ソドム-6
「なんだか…恋人同士みたいだね……」
火照った顔で伝える真緒。
武はそれには答えず、真緒の腰に腕を回した。
真緒は一瞬、身を固くした。が、すぐに力を緩めると、武の腕に手を添える。
「もっとギュッとして……」
言われる通りに腕に力を込めた武。
だが、加減が分からないのか強過ぎたようだ。真緒が眉間を寄せて、
「うっ…ん……お兄ちゃん、強いよ…」
振り返る真緒。必要以上に顔が近づき武の頬に息が掛かる。
その濡れた瞳に引き寄せられるように、武は顔を近づけた。
真緒は瞼を閉じる。
2人の唇が重なった。
「…うっん……」
お互い初めてだった。
唇だけなのに、脳天がしびれるような快感が襲う。
武の中で何かが弾けた。
唇が離れる。
武はゆっくりと立ち上がり、ジャンパーを取ると真緒の正面に座った。
「真緒……」
「武兄ちゃん……」
お互いが見つめていた。武はまっすぐに。真緒は俯き加減で。
武の手がブラジャーに伸びた。
真緒はなんの抵抗も見せない。
武は裾を掴んでゆっくりと捲り上げると、真緒は武が脱がせやすいよう両手を挙げる。
ブラジャーが床に落ちた。
両手を下げる時、露になった乳房が小さく揺れる。
背中に手を回す武。ビクッと反応する真緒。
「横になるんだ……」
真緒は言われるままに、ゆっくりとジャンパーの上に身体を寝かせる。
武はスカートのベルトを外し、サイドファスナーを下げると、真緒の腰を浮かせてスカートを脱がせた。
最後の一枚。武は真緒の腰から差し入れて尻の方に手をまわすと、ゆっくりと剥がしていく。
すると真緒はヒザを立て、自らわずかに腰を浮かせた。
すべてを脱がされ、裸になった真緒は両手を胸元に置くだけで、乳房や秘部を隠そうとしない。
その姿を武はしばらく眺めていたが、やがて立ち上がると自らも服を脱ぎ始めた。
長袖のシャツを脱ぐ。
広い胸板と割れた腹部の上半身が、真緒の前に現れた。
その姿を見つめる真緒。
昔、風呂場で見た武との身体付きとの違いに、鼓動が速まる。
武もすべてを脱いだ。
すでに剛直と化した武のペ〇スは、先汁が溢れ、脈動を繰り返している。