FULL MOON act3-3
ぁ…
私は小さくうめくとどさりと押し倒された。肩書きは恋人なのに、やはりとても彼は強引だ。
私をどこにもわたさないような確固たる意識を持って抱いてくるように感じた。
けれど…気持ちいい。
ぐじゅり、私のは激しく音をたてる。彼がわざとたてているのかもしれない。けれどその音は私の官能をさらに引き立て、羞恥心も生み出す。
アアッ…
「すごく…濡れてる。そんなに気持ちいの?」
そんなとこ、触れば誰だって…。私はそう思う。しかしせめたてる彼の指はとまらず、思考はそこでとまる。
耳にふう、と息を吹き込まれたのかと思うと私の性器からはっしているかのような音が響く。
「ううん…ああ……ぁぁあッッ」
ぐじゅ グジュ……
高坂さんのが…欲しい。
ズル…
意思が伝わったのか彼のはいきなり入ってきた。待ち望んでいたその刺激に高い声があがる。
「ああ!あ ん…アァァ…」
「もっと…声だして。聞きたい。」
浅く動きを繰り返す。その動きはじれったくもあり、快感を引き出すかのようでもある。
ねぇ…もっと。
自ら望んで足を開いてしまう。さらにおくまで彼はくる。
「…ああっ…ん」
腰も…動いてしまう。
「もっと…動いてほしいの?」
耳元で囁いた。
私は恥ずかしさで頭をふる。彼は繋がっている少し上にある私の突起をなでる。途端に激しい電流が流れたように体が揺れる。それでも彼は浅くしか動かさない。
奥まで…さっきみたいに…。
「言わないと、しない。このまま出すよ。」
…意地悪だ。私がほしいのを確実に知っているはずなのに。私の欲望を余すことなく知りたがる。
「欲しいです。奥まで…ください。」
「何を?」
「分かってるでしょ…?」
そこまで言わせるの?恥ずかしい…。けど…けど。ああ…ゆるいばかりだ。
「ほら、いいなよ。…いうだけだよ」
…なんて…?オチ×チンって?それとも……チ×チン?
恥ずかしい…。無理だよう…
「俺の、何がほしいの?」
ああ…
「チ×チン…が欲しいです…」
彼はしめた、といわんばかりにクスリとする。
「もう一回。」
「オチ×チンが欲しいです…奥まで…ください…」
ガバッと、無言で私の足を持ち上げる。丸見えになって繋がっているそこは、その体制になり先ほどより深く繋がった。