Betrayar-1
「いっ!やああっ!いやっ!」
男の腰が激しくグラインドし、女の尻肉を打ちつける。
女は男のペ〇スを花弁にくわえ込み、愛液を滴らせながらも哀願する。
「ああぁんっ!…やぁ…止め…あっ!」
女の言葉に、男は薄笑いを浮かべながらも激しく突き続ける。
「止めてぇ…も、もう…ああぁっ!」
瞳には涙を浮かべて拒否の言葉を語る。が、同時に眉間を歪め、口先に唾液を滴らせて快楽を貪る表情。
女の本心はどちらなのか?
「…ああ…最高だよ……綾子さんの中…」
「あっ、あはああぁぁっ!」
男はペ〇スへの締め付けと、引っかかってくる愛液の刺激に射精寸前だった。
綾子も絶頂を迎えるのか、あえぐだけで、拒否の言葉を発しなくなった。
「…あっ…あ!…イクよ!」
その瞬間、綾子は凍りつく。
「いやっ!!や、止めて!」
綾子は身をよじって男のモノを抜こうとする。
が、男は綾子の腰を掴むと、彼女の身体を持ち上げんばかりにペ〇スを突き入れて、膣内に精液を飛ばした。
「…あああっ!!」
男の熱いほとばしりを膣内の深くで受け取めた綾子。
男のモノがズルリと抜かれた途端に、花弁からは白濁した液が溢れ出した。
「…こんな……こんな事…」
綾子の目は充血し、涙が溢れていた。
「…た…鷹谷さん……あなた、何をしたか分かってるの!!」
鷹谷と呼ばれた男は、たった今まで、自分の責めに悦びの声を挙げていた綾子から向けられた、侮蔑の眼差しを受け止めて、嘲る目をすると言った。
「分かってるよ。綾子さんがオレの女になったんだ……」
真木綾子が鷹谷 洋と半ば強引に関係を持たれた夜。
鷹谷にとっては、仕事の始まりだった。
ー1ヶ月前ー
武中工務店本社ビル。
2階まで吹き抜けになった高い天井と、施された天窓から降り注ぐ自然光。そして、クリーム色で統一されたインテリアが明るい雰囲気をつくり出している。
「さあ、いくわよ」
メタリックカラーのパンツスーツに身を包んだ相原久美は、部下の鷹谷を連れて入ってきた。
「は、はいっ!」
たくさんの物を詰めているか、鷹谷は分厚いビジネスバッグを抱えて相原の後をついて行く。
細身の黒いスーツにブラウンのシャツが今風だ。
相原は受付を済ませて、フロア奥にあるエレベーターホールにたどり着くと、となりに並び立つ鷹谷に向かって言った。