Betrayar-3
「…ふっ…あぁ…」
濡れた花弁に這いまわる舌の動きに、女の身体は敏感に反応する。
「するとボクが高砂の真木さんと…?」
男は舌を休めて女に聞いた。
「…そう、来週末、懇親会を開くから、そこでやるの……」
男の指がヌルリと膣内に入る。人差し指と中指を巧みに折り曲げ、一点を刺激する。
途端に膣内が熱くなっていく。
「しかし、そんなに上手くいきますかねぇ……」
女は眉間をひそませ、時折、唇を噛み締めながら、
「…あぁんっ…それを何とか…うん、ふぅん…貴方の仕事…よ……」
男は指を抜いた。花弁は大きく広がり、白濁した愛液が滴らせていた。
「…分かりましたよ久美さん…」
男はすでに固くなったペ〇スを花弁にあてがうと、一気に突き入れる。相原は動きを合わせるように、身を反らせた。
「はああぁん!た、頼むわ…あん!…鷹谷君…」
ー週末ー
インターコンチネンタルホテルのレセプションホールで懇親会は行われた。
元請けの武中工務店の主催により、高砂建設や新日本熱学。その他20社あまり、総勢100名近くによる立食パーティーだ。
それぞれが飲食をほどほどに、名刺交換や談話を混じえた近況の話に終始している中、相原と鷹谷も真木と挨拶を交していた。
「こんばんは真木さん。この度はおめでとうございます」
相原はにっこり笑いながら綾子に近づいた。
逆に綾子は戸惑いを表しながら、
「貴方は確か、新日本熱学の……」
「ええ、相原久美です。第4期ではよろしくお願い致します」
相原は深々と頭を下げる。
その姿に綾子は慌てて合わせる。
「いえ、こちらこそ宜しくお願いします」
相原は鷹谷を呼び寄せると、
「鷹谷君。真木さんに、飲み物をもらって来て」
その言葉に綾子は右手を振ると、
「そんな!私はいいわ。あまりアルコールは強くないの」
「良いじゃありません?シャンパンならアルコールは強くないですし、後口もさっぱりしてますよ」
強引とも取れる相原の言葉に、綾子は仕方なく〈じゃあシャンパンを〉と言ってしまった。
鷹谷がシャンパングラスを二つ持って帰って来た。ひとつを綾子に、もうひとつを相原に渡す。