Authorization Lover-VOLUME7--4
「何で…?」
雛菊は銀を見つめた。銀は苦しそうな微笑みを見せながら、雛菊の髪を結きながら呟く。
「好きに決まっとるやん。…せっかく我慢しとったのに」
何をと問う前に、雛菊はソファに押し倒されていた。
「銀…?」
雛菊は、脅えたような顔で銀を見る。
「もう止められへんで…」
「んっ!」
銀の唇が雛菊の唇を塞いだ。すぐに銀の舌が雛菊の口胞を侵す。
その間に銀の手が体に伸びるのを感じ、急に怖くなった雛菊は抵抗し出した。
「何で嫌がるん?」
銀の声はかすれていた。
銀はバタバタと暴れる雛菊の体の表面で脈打っている亀裂に自分自身をゆっくり近付けた。
「痛い!やめて!」
銀の雄の先端が敏感な亀裂に触れた瞬間、雛菊は悲鳴をあげた。銀はそれでも、ぐいっと自分自身を深く挿入させた。
「ぬ…いて」
雛菊の体はびくびくと痙攣した。
「む…りやて…ちょっと我慢しとって…」
雛菊が痛みから逃げようとするたびに銀自身が抜けかかる。
銀は腰に回した手に力をこめ、何度も挿入しなおした。
「かっ…は…」
銀はさらに自分自身を奥深く挿入させるために、もがく雛菊の体を引き寄せ自分の体に密着させた。
雛菊のきめ細やかな体表に銀の敏感な体表が触れ、雛菊の息吹が伝わってくるようだ。銀は初めて知った女体の前にすぐにもいきそうだった。雛菊は泣いているし、動けば出てしまいそうだ。
「はっ、は…」
だがもっと気持よくなりたい。銀は出そうになるのを我慢しながら腰をゆっくり動かし出した。
「キャン!!」
雛菊は犬の鳴き声にも似た声を出して体を反らせた。雛菊の大きな胸が揺れる。
銀はその胸に食い付くように舐め出した。
「やぁ…」
雛菊はくすぐったそうに体をよじる。それを許さぬように銀は雛菊のとがった部分に噛みついた。跡が赤くつく。
雛菊はぼんやりその様子を見ていた。
雛菊は、自分の中の銀を感じながら気を失った。
薄れ行く意識の中で「ご免な」と銀の声がした気がした。