電車に淫れて Side Girl-6
「っはぁ…んっ…んん…」
ピクンピクンと身体の中を電流が繰り返し流れ、足が震えて立っていられない。
だめ…なんか…おかしくなっちゃうよぉ…っああっ!
さらに圧迫感が増え、千夜は眉間を寄せた。
中で指が二本、動き回る。
「…っん…っっ」
無理、も…おかしくなっちゃう…
ぎりぎりまで押し込まれ、狭い中を広げるようにこすりあげられる。
その指が、ある一か所を掠め取った。
「ん…っんぁぁ!」
これまでとは比べ物にならない快感に襲われ、身体中の毛が逆立つような感覚がやってくる。
なんか…今の…
千夜の反応に男も気付いたのだろう。
その一点を繰り返しこすり引っ掻かれる。
「ん、ふ…んん、んやぁっ…そこ、だめ…んっ」
その度に足下から何か今までとは次元の違う感覚が広がって…
身体から溢れた液が太股を伝う。
何かが上りつめることは分かったが、恐怖感に千夜は首を左右に振った。
怖い…
これ以上気持ち良くなったらどうなっちゃうの…?
「イっていいよ」
千夜の心の中を読んだかのように男が誘う。
内壁を爪で擦られ、同時に胸に添えていた手が乳首を掴んだ。
「……〜〜っっ!!」
世界が、一瞬とんだ。
頭の中が真っ白になって、後ろから男の腕に抱き留められる。
これ…すごい…
身体に力が入らず、身体中がぶるぶると震える。
何とか自分の足で立つけれど、倦怠感で動けなかった。
男の手が下着をずり上げ、ブラジャーのホックを止め、ボタンを閉じていく。
その一連の動作を震える身体でぼんやりと見ていた。
まだ頭の奥が痺れている。
けれどじんわりと自分の置かれた状況が分かって来た。