ハーレム?な少年2-7
「はあ、はあ…リンさ…んん…」
自分の性器がリンのペ○スに触れているのは、もちろんアイリスも気付いていた。
熱く固い感触が直に伝わり、アイリスの興奮も否応なしに高まる。
リンの背中を撫で回し、より一層身体を押し付け始めた。
(もうダメ…私、溺れてしまう…)
リンの恥ずかしそうな、それでいて快楽に染まる顔を間近で見て、アイリスは言葉では表現できない程リンへの想いが膨らむ。
「リンさん、お口も洗わせてください」
「…はい?どういう……んん!?」
リンは言葉の意味が分からず尋ねようとしたが、それより先にアイリスによって口付けをされた。
リンの唇に触れた瞬間、アイリスの身体に快感という名の電流が走る。
(何…これ…キスってこんなに…)
アイリスは芽生えた欲情のまま、リンをきつく抱きしめ、強く自身の唇を押し付けた。
「ん…んふ…ふ…」
リンは苦しげな声を出しながらも、アイリスを拒むことはない。
そっと、アイリスの背中に腕を回し、リンも彼女を優しく抱きしめる。
(リンさん…嬉しい…!もっと…もっと強く抱きしめてっ!)
その行為が、アイリスの心に更に火をつけた。
「んあ…ちゅ、ちゅる…レロ…」
アイリスは舌を伸ばし、リンの口内へ侵入する。
「んんっ。ちゅ、ちゅぱ…」
リンはアイリスの舌の侵入に驚きながらも、拒む様子はない。
オズオズと、リンも自分の舌を伸ばし、アイリスのそれと触れ合う。
お互いの舌同士が絡み合った瞬間、アイリスは再び快感で身体を震わせた。
…経験豊富なリズでさえ、初めてリンと唇を重ねた時は理性を失いかけた。
キス一つで女を狂わせ、虜にしてしまう魔性の存在。
そんな少年に、性交経験どころか、キスも今が初めてのアイリスには抗う力はなく、進んでリンの魔性に堕ちていく。
アイリスの舌遣いは時が経つほどに激しさを増していく。
舌の絡まり合う音、ピチャピチャと唾液を啜る音が浴場に反響する。
二人の混ざり合った唾液が、口元から幾筋も零れ、二人の顔を濡らす。
それ自体がもはや性行為のような、濃厚なディープキスは、長い間続いた。
やがて、お互いの呼吸がままならない程になり、名残惜しさを感じながらも唇を引き離した。
「「はあ、はあ、はあ…」」
リンとアイリスの荒い呼吸がシンクロする。
リンがトロンとした目でアイリスを見てきた。
純粋無垢な瞳だ。保護欲と、芽生え始めた性欲をギュンギュン刺激する。
「…リンさん。私の部屋に行きましょう」
アイリスが言う。
基本的に鈍いリンだが、この言葉がどういう意味をもつのか、さすがに理解した。
つまりは、アイリスの部屋に行って、一体何をするのかということを…
アイリスはアッサリとリンに言ってはいたが、内心でかなりドキドキしていた。
自分の部屋に行って、それから行われるであろう行為を想像して…いや、それ以前にリンが承諾してくれるのか…
そんな様々な考えが交錯しているアイリスが見守る中、リンは顔を赤くして、コクりと小さく頷いた。