Authorization Lover-VOLUME3--3
「どういうつもり?銀。」
「あれ、振り返らんでもわかったん?」
銀は面白そうに笑って雛菊をきつく抱き締めた。雛菊の顔が苦しそうに歪む。
「…離して」
「い・や・や。」
銀は耳元で囁いた。雛菊の体がビクリと反応する。
「相変わらず耳弱いんやなぁ…」
そう言って目を細めて、耳をベロリと舐めた。
「ひゃあ!」
「ほんま、可愛いなぁ…もっと聴かせてや…」
そう喋りながら耳を丹念に銀の舌が動く。銀の長い舌が雛菊の耳を犯す。雛菊は抵抗して腕を剥がそうと引っ張るがビクともしない。
「あっ、あぁ」
雛菊の体は力が抜けていった。それでも銀は耳を舐め続けた。
ふと耳たぶを噛んだ。
「あぁ!」
雛菊の高い声が部屋に響いた。雛菊の体はだらりと銀にもたれかかった。
「イッたん?」
耳元で囁く。耳は銀の唾液まみれだった。雛菊の体がビクと動く。
「イッてなんか…ない…」
雛菊は苦しそうに言った。
「そうなん?…じゃあここはどうや?」
銀の手が雛菊の下腹部を触る。ビクリと体が動いた。
「そうゆうんやったら濡れてない筈やろなぁ」
銀はそういうが早いか下着の中に手を突っ込んだ。
「ちょっ!」
さすがに雛菊は止めさせようともがいたが、銀の手は止まらず下着の中をまさぐる。
「…濡れすぎやんか」
自分の顔が赤いのがわかる。息が荒くなってきた。
「濡れてなんか…」
弱々しく首をふる。
「気持ちええんやろ?もっとして欲しいんとちゃうか?」
銀は嘲笑うかのように長い指で円を描きながら雛菊の中を持て遊び、中心部には触れようとしない。
「ば…かっ…!」
雛菊は苦しそうに顔を歪めた。