FULL MOON act2-5
「あ、やぁぁっぁ!」
初めての感覚に、ビリビリとしたものを覚える。唾液を塗りつけるみたいにベロベロと舐めあげる。
そして、途中まで指を一本入れたのが分かった。
「ん。やだやだ、そんなのやだ、やめてくださいっ」
――変な感覚だ。
「……ほら。いいなよ。それとも入れちゃおっか?俺の…」
もう一方の手で膣に指をいれ、更にぐちゃぐちゃとまわす。
「あぁぁ、恥、ずかしい…。だって、高坂さんだも」
そうしてるお尻に彼の大きくなったものを感じた。思わず頭がぼぉうっとなる。
もう快感に押し流されてもいいような気がした。
欲し、い…
「ん?」
「あ、あ、高坂さん、高坂さんのシャツがあって、あの晩のこと、思い出しちゃって…」
「…本当に?」
「ああん、本当です。嘘なんて…つ、つきません…。……ああ!」
ズブッ
指が引き抜かれたのかと思うと彼は自分のものを突き立てた。
「ああ…やめるって言ったのに…」
「そんなこと聞いてやめられるはずないよ。安西さん、気持ちい?」
「…気持ちいけど。――あぁぁ…そ、そんなにするとやばいよぉぅ」
「相変わらず、声がえっちだね。可愛い……んっ」
そして彼は私の中を味わうように出し入れをする。
背後の彼を感じながら、私は膣の中の感覚に酔いしれていた。彼は手を前に移動し、クリ○リスをいじる。
電流みたいな感覚が自分を流れるのを感じて、私の中がビクビク収縮するのがわかる。
「あああ!ん…はぁっあん!あん!」
グジュグジュと足の間からはみっともない音が流れた。
頭の中が真っ白だ。そんなことはどうでもいいほどに欲しい。
後ろからされるのがなれていない私は、このあいだよりはるかに感じている自分がいた。
「きつ……すごいよ、安西さん」
「も、イキそう…ああ!もっと…激しく……」
「イッて、安西さん…俺も…」
彼の動きが激しくなる。
私は彼の激しい動きを受け止めきれなくなり、体全体が机にガンガンとぶつかる。
それでも私たちはかまわず快感を求めた。
「ぁ、ぁぁっぁぁああ!…………」
「大丈夫?安西さん」
激しい情事の後、私は制服のままボォッとしてしまい、ほとんど無意識に客席に座っていた。
彼が誘導してくれたみたい。
「なんとかだいじょぶ……」
そして、ボーッとしている頭でさっきのことを思い馳せていた。