食虫花-5
「ぐうっ!あぁ…うっ!…」
悟は膣内に射精した。先ほどよりもさらに強く下腹部に痺れが走る。
「はう…はぁ、はぁ、あぁ…」
激しい息遣いの2人。やがて悟は女からゆっくりと離れる。
悟のペ〇スが女の花弁から抜かれると、溢れる精液が滴り落ちた。
女は余韻にひたった表情で悟に言った。
「あなた、良かったわ……」
2人は最終のバスに乗っていた。場所は最初と同じ一番奥の右側。女が悟にもたれ掛かっている。
次は悟の降りるバス停だ。彼は降者ボタンを押した。
「じゃあ…」
悟は緊張気味に女に言った。
女は悟を見つめると、キスをしてきた。
見つめ返す悟に女は微笑むと、
「次の金曜日も、このバスに乗るのよ」
そう言って女は妖しい舌舐めずりを見せた。
…「食虫花 完」…