投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

冷たい情愛
【女性向け 官能小説】

冷たい情愛の最初へ 冷たい情愛 57 冷たい情愛 59 冷たい情愛の最後へ

冷たい情愛8 錯覚な交わり-2

「ああっ」

気持ちいい…もっと…もっと奥…
指の動きは滑らで、粘着の音を発し始める。

クチャ…クチャ…と。

「んん…んあ…ああ…」

快楽は段々と大きく私を襲う。彼に掴まれた私の手に力が入る。

もどかしくて、何かを掴みたくて仕方ないのに…
彼がそれを邪魔し、私は手のひらを握る事しか出来ない。

「はあ…ああ…いい…」

「指突っ込まれただけで、やらしい声だしやがって」

彼は更に指を増やし、私の中を器用に刺激する。
かき混ぜ横に刺激しながら…更に奥の上に摩擦を加える。
自分でも、更に気持ちいいほうへと腰をくねらせる。

「誰に突っ込まれてもいいんだろ?」

「そんなこ…ない…あ…違う…」

私は唇を噛んで声を我慢する。
でなければ…あまりの快感に動物の鳴声のように叫んでしまいそうだった。

これじゃ嫌…もっと…
繋がりたい…私の中に入って…貴方の鳴く声を聞きたい…



愛撫され続けた私の体は限界だった。

「お願い…もう…ちょうだい…」

「何を?」

「だから…」

「だから?」

「いれて…欲しい…」

彼はその答えに納得していなかった。
無言のまま、更に私の性器の奥深くに指を突き上げた。

「ああ…あん…ああああ」

「恥ずかしがってるふりして、ここは早く突っ込んでくれって事か?」

私の右手を掴む彼の手に力が入る。痛みが走る。

もうだめ…
早く埋めて…泣きたくなるから…
貴方じゃなきゃだめ…
繋がって…早く…
お願い…お願いだから…

「意地悪しないで…早く…お願いだから…」

私は目を閉じたまま泣いてしまった。

悲しかった…寂しかった…指だけじゃ嫌だった…早く、繋がりたかった。

私の手を強く握る、その大きな手は離され…
私の目頭から頬を優しく撫でてきた。


冷たい情愛の最初へ 冷たい情愛 57 冷たい情愛 59 冷たい情愛の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前