冷たい情愛7 side 芳-4
「ああ…辞め…だめ…汚いです…ああ…」
彼女は本当に恥ずかしいという風に言った。
しかし…その声と顔が…俺の何かを煽っていることを…分かっていないんだ。
彼女は体を硬くした。
俺はおそらくそうだろうと分かっているのに、聞いてみた。
「始めてですか?」
「こんなこと…されたことなんて…あ…」
俺は彼女の初めての感覚を自分が与えた事に快感を覚えた。
彼女は本気で嫌がっているのに、甘い声を出し続ける。
「ああああ…い…いや…ああ…あ…」
彼女は感じている。
俺の体に密着している柔らかく細い足が震えている。
彼女は自分の体を支えようと必死に俺にしがみ付く。
このまま後ろを犯してしまいたい衝動にかられた。
しかし今は…辞めておくべきなのだろう。
心の無い行為は、貴方にとってなんの価値もないのだから。
「ここは…今は、このくらいにしておきましょうか」
俺は小さな声で言い、シャワーを取り彼女の体の泡を流し始めた。
泡が残らないよう、俺は丁寧に彼女の体を洗い流す。
彼女の息は乱れて…口を半開きにしたまま放心している。
俺は彼女の意識を向けさせるため、粘液を分泌するその入り口に触れた。
彼女のそこは、いつでも男を迎え入れる準備が出来ていた。
中では足りず、その入り口まで潤滑にしている発情の証のその液体。
俺は、素直にその彼女の体を褒めた。
おおっぴらに男を誘う言葉を吐かない代わりに、体そのものが男を誘う。
その恥ずかしがる体動のひとつひとつが…
全て男を発情させる力を持っていることなど…
彼女は…今も昔も…自分では分かっていないのだろう。
彼女はクラッと揺れたかと思うと…そのまま浴室の床に座り込み俺の足に体を預けてきた。
男に攻められた事のない排泄器官を刺激され、彼女は想像以上にぐったりしていた。
彼女が…俺の足元に力果てた裸体でもたれかかっている。
それは俺が欲しかった人…。
俺は彼女が姿勢を崩さないよう、ゆっくりと膝を下ろす。
彼女の肩にそっと手を置き、浴室の壁にもたれさせた。
彼女の体には、シャワーの湯が注がれる。
うつろな目…。
湯を浴びて、そんな目をする彼女はあまりにも綺麗で…
俺は、その綺麗な姿を乱れさせたくて仕方ない。
俺は彼女の両膝に手を置き、足を強い力で開かせた。
彼女は恥ずかしそうに顔をそむけた。
女性が一番見られて恥ずかしいであろうその箇所を…俺は直視した。
大きく開脚し…恥ずかしそうに性器を露出する彼女は…綺麗だった。
あの頃より少し細くなった裸体は、ますます男を誘う体になっていたんだ。
彼女は…いったいどれだけの男に、この体をあずけてきたのだろう…。
男に黙って従う彼女は…本当はこの体でどれだけの男を従わせてきたのだろう。
俺は四つんばいになり、彼女の性器に舌を這わせた。