増えいく行動 第三章-3
ある家に中学二年生の一人の少女がいた。その少女には彼氏がいた。仲良く…そして一緒にすごす時間は楽しくかった。
彼氏は俺みたいな性格。のほほんとしていて授業中に空を眺めたりしていたらしい。強調性が無くてあまりたよりないような感じだった。だけど彼女は幸せだった。一緒にいるだけでなんとなく楽しかった。彼女の言う事を優しく受け止めそして彼女が喜ぶような返事、または優しい返事をしてくれた。
だがある日なんも問い掛けもしていないのに、彼氏は彼女に別れとゆう名の悲しい答えを無言て言う。
交通事故…。
頭を強く打ち即死だったと医者は言っていた。運転していた人はビールを物凄く飲んでいたらしい。つまり飲酒運転だ。
彼女は泣いた。親はそれを見て心痛める他なかった。どうすることもできずどうしていいのかわからず…時間は過ぎてく。その時間が彼女の心を癒す事はなかった。
事故から一年…。
心は枯れ果てていた。だがそれでも学校に行き彼女は彼氏の座っていた席を見ながら勉強を一生懸命した。なんせもうすぐ高校受験。彼女は高校進学とゆう精一杯の事をして親に少しでも安心させたかった。そんな受験対策の真っ最中であるであろう九月。急な親の仕事の都合により転校することとなった。友達と別れ、そして転校した先に…
「お前がいた」
俺に語られたその話彼女と言う代名詞されてた部分が誰なのか黒田に聞かなくてもすぐにわかった。まず最後に俺を指された時点でわかる。七海だと…。
「その後の事はしらん」
「お前…」
「さてと俺は教室に戻るぜ!お前はあとから来い!色々と考えとけ」
俺の肩にポンと軽く置かれた手は優しく感じた。
考えろと言われたが最初に行き着く疑問。何故黒田があんな事を知っていたかだ。その疑問は今考えるようなものではないと思うからひとまず置いておくことにしよう。だが七海にそんな過去があったなんて知らなかった。
「色々と考えとけ」
黒田のそんな言葉が頭のなかでぐるぐると回っていた。
『考えろか…。自分の意思をか?』
自分で何を考えたらいいのかいまさらながらよくわからなかった。
そんな事を思いながら空を見ていた時だった。
―ドサッー
何やら物音がした。俺はその物音がしたほうに目を向けた。尻餅を着き片手でお尻をさする。その顔その姿、形にはひどく見覚えがあった。
「なな…み…?」
声に気付いた七海は俺の顔をハッっと見て来た。