「ドMへの階段・・・」-74
「おい。」
「・・・・」
「おい!」
「・・・・ん・・・・・ふぇ・・・・?」
髪の毛を引っ張って頭をグイグイ揺らしてやっと返事が返ってきた。
どうやら酒にも酔い、SEXにも酔っていたらしい。
「何寝てんだよ!」
「・・・ふぇ・・?・・・・・・寝てないよ・・ぉ・・・」
「酔っ払ってんだろ?」
「・・・・酔ってないよぉ・・?」
「じゃぁ何グッタリしてんだよ!」
「・・・余韻に・・浸ってるんだぉ・・・・」
半分酔っ払ってるが、半分は本当くさかった。
ビショ濡れのアソコを手で拭うと、ぁあんっ!と元気良く反応したからだ。
「・・・もっと・・ちょぉだぁい・・・ねぇ・・・・。・・・まだ・・・足らないみたい・・・・」
「まだ飲むのかよ・・・」
「・・・違うぅ!・・・・ちが・・うょ・・・・ねぇ・・・・」
妻の顔を見れば一目瞭然だった。
意識は遠かったが、うっすらと開けた目は明らかにブツを欲しがっていた。
オレは妻の顎に手をやり、掴んでいた髪の毛を引っ張り上げると同時に上半身を起こして座らせたが、
いつもの様に背筋をピンと伸ばして座れず、背中を丸めてズーンとただ座っている。
オレは頭にきた。
オレはまだイッてないっつーの。