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涙の流し方。
【エッセイ/詩 恋愛小説】

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涙の流し方。-1

君は泣いたりしないの?

「なんで?」

僕の前で、
泣いたことないから。

「そう?」


そんなあたしが、
初めて、泣いた。

新宿駅の、
ど真ん中。

わき目もふらず、
泣きじゃくった。


いつからなのかな?

君は、
笑わなくなった。

いつからなのかな?

あたしは、
笑わせなくなった。

「あたしと居て、楽しい?」
面と向かって、
君に聞いて、

「君と居ても、楽しくない。」
心の中で、
自分に、言った。


「もう、終わりにしよう。」


いつかくる、
さよならは、
少しずつ、
近づいて。


君を、
愛せなくなった
自分の、
勝手な心に、
涙が流れた。


君は、何も言わず

君は、身じろぎもせず

ただ、あたしを
見てた。

悲しそうに、
見てた。


あたしは、
そんな君を、
見れなくて

そんな自分も嫌で、
また、泣いた。

なんて、勝手な
涙の
流し方。


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