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増えいく行動
【青春 恋愛小説】

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増えいく行動 第二章-4

公園の中心には明るく光に照らされた噴水があった。七海は俺の腕を離し噴水の前まで小走りして行き俺の方を向いた。七海はちょいちょいと手招きし、俺はその手招きする方向にとぼとぼと歩く。
「今日はありがと」
ぬいぐるみを両手で抱え込み笑みを浮かべてで言ってくる。
「べつに気にするな。どうせ暇だったし」
それを聞いて七海はちょっと恥ずかし口を開く。
「実は今日…わたしの誕生日なんだ」
「え?」
いや普通に知らなかった。一か月話したけど俺から質問することなかったせいだと今頃悔やむ。
「すまん何もしてやれてなかった…」
「ううん…今日一緒に遊んでくれたしこれも貰ったし」
そう言ってポンポンと猫のぬいぐるみの頭を叩く。
「それならいいが…」
「でもね…もう一つワガママ聞いてくれない?」
俺は首をかしげる。七海はそんな俺の顔を見て自分の顔を赤らめて言う。




「あたしと付き合って」




その言葉が二人の間に流れたとき緊張と言う名の空気が流れた。


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