冷たい情愛4〜冷たい目〜-10
「設楽さん…私の指を汚したのだから、綺麗にしてください」
私の口腔に、その指を入れてきた。
独特のすっぱいような匂い。
私は無言で、自分ので汚れている彼の指を咥えた。
舌をこまめに動かし、彼の指の付着物を舐め取る。
犬のように、彼の指をひたすら舐める。
それだけなのに、私の性器の入り口のまわりは…充血し痛い位に熱を帯びている。
そんな私を、彼は瞬きもしないで見つめている。
「いいでしょう…設楽さんは従順でいい子ですね」
いい子?…子って年齢じゃないのに…
「今度は、自分の指をその濡れているところに入れるんですよ」
彼は私に、自慰を指示してきた。
恥ずかしいとか…そんな人間らしい感情は沸いてこない。
彼の命令に従うしか…出来なくなっていた。
「貴方は、自慰の時だけ左手が利き手になる…」
なんで知ってるの?
と、尋ねられる程理性は残っていなかった。
朦朧としたまま、私は開脚する。
座位になり、右手で体を支え、左手で濡れた箇所をまさぐる。
クリト○スを触る。
充血し、硬くなったそれは…刺激を待ち望んでいるかのようだ。
「あ…あん…ああ…」
私は、彼の真正面でクリト○スをいじりだした。
中指のはらで何度か上下に撫でた後…
我慢できなくなり、中指と人差し指でそれを挟み、強く回す。
「あん!!ああああ」
気持ちいい…
視線の先には、私が惹かれている…冷たい目がある。
私の乱れた姿だけを見ている彼。
指の動きはどんどん加速する。
クリト○スが壊れてしまう位、私は激しい自慰をする。
男の前で、ただ無心に…快楽だけを求める。
足は自然と、更に開かれる。
膣からの粘液で、後ろの穴まで滑っているのが分かる。
(我慢できない…)
私は、性器に指を挿入しようとした。
その瞬間