マリンブルーはいかが-2
そうだ、どうせなら……
「じゃあさ、とりあえず一緒に、南国のビーチを楽しむ?」
ニヤリと笑う俺に、彼女は一瞬キョトンと目を丸くする。
そして「まあ!」と遅れて声をあげると、少し頬を赤らめながらムクれた表情で
「遠慮しておくわよっ、これでも洗濯とか掃除とか、忙しいんだから。」
と、言葉を投げた。
「それに……」
「それに?」
「私、泳げないから無理!」
おしまい
それでは皆様、良い週末を。