冷たい情愛2-2
私は、トイレへ向かった。
(今考えてたこと、実現したいんですか?)
ええ…そうよ…
私的感情の無い貴方に、犯されてみたい…
愛の囁きなんて馬鹿馬鹿しい…
冷たい、そのきれいな一重の目で見て欲しいだけ。
人間の言葉を発することなく、ただ雌として鳴く私を。
便器に座る。
ストッキングを膝下まで下ろす。
下着の上から、そっと陰部に触れる。
湿っていた…怖い位に。
ビジネスの場、性的刺激を受けるものが視界に入ってくる訳がない。
なのに私は、彼の言葉を思い出しただけで…濡れていた。
指を、そっと上下に這わす。
大腿を開く。
クリト○スはすでに充血し、その存在を主張する。
恋愛関係の、まどろっこい愛撫ではない…自慰なのだからと…私は、さっさと下着の中に手を入れた。
すでに、私のいやらしい半透明な液は溢れ出てクリト○スまで侵食していた。
下から上に、指のはらで刺激を加える。
「あ…あん…」
強い刺激は欲しくなる。
的確な刺激を加えるため、私は少し腰を前にずらし、上体をのけぞらせ、
左手を便器の淵に置き体を安定させた。
右手は、クリト○スへの刺激を続ける。
彼の声が囁く。
「もう濡らしてるのか…」
「女もこんなに大きくなるんだな…」
「俺の声だけで、こんなにビチョビチョなのか?」
「気持ちいいなら、やらしい声を出せよ」
冷たい目で、私を見ながら彼が言うのだ。
ぞっとする。鳥肌が立つ。
でも、更に濡れる私の性器。
(やめて…そんな冷たい目で見ないで…)
指は、上下の刺激から、回るような強い刺激に変わる。
クリト○スは、痺れるような甘美な感覚を私にもたらす。
「満足できないんだろ?こんなんじゃ…淫乱だもんな」
指は、膣の入り口を探す。
「ここから、お前のいやらしい液体が出てるぞ…」
「音までいやらしいな…グジュグジュいってるぞ…」
指が、一気に奥を貫く。
優しさの無い、性を奮い立たすだけの刺激…快楽…。
「あ…ああ…い…いい…ああ」
指の上下のスライドは、どんどん加速し粘膜を刺激する。
痛みを感じるわけもない。
それだけ私は発情し、いやらしい液体を垂らし続けている。