投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

『ゲームメイカー』
【その他 官能小説】

『ゲームメイカー』の最初へ 『ゲームメイカー』 10 『ゲームメイカー』 12 『ゲームメイカー』の最後へ

『ゲームメイカー』-11

ゾクゾクゾク!!

 言いようの無い快感が走り抜け、ゆらゆらと揺れる乳房を乱暴にわし掴んで俺は猛然と腰を動かし始めた。散々焦らされていた翠はあっという間に登りつめ、ペ○スへの締め付けは益々キツくなる。

「ひぎぃっ!……あっ…かはっ!……」

 両手でシーツを引き絞りながら声を上げて翠は果てた。それに合わせてその細い腰を引きつけると、もっとも深いところまでペ○スを捩込み俺も欲望をしたたかに吐き出す。久しぶりに味わう、ドクドクと脈打つのを感じる程の強烈な放出感だった。
 俺がふらつきながらもゆっくりとペ○スを抜き取ると、翠は崩れ落ちるように躰を横たえ、快楽の余韻に浸っているのだろうか麻痺した様に小刻みに震えてる。俺も隣に寝そべって荒い呼吸を鎮めながら、そんな翠を見ていた。つかの間、俺の頭の中にもやもやとした疑問が湧いてくる。前の男は何で彼女と別れたんだろうかと……

 顔、躰、あそこの具合、どれも最高だ。しかも従順で性格も良さそうだし……厄介事には首を突っ込まないのが俺の信条なのに、今はこんなにも彼女のコトが気になる。

ハマっちまったか?

 馬鹿言え、俺は嘲るように自分の考えを打ち消した。どうせ一晩限りの相手なんだし、深入りするのはやめておこう。
 俺が口を塞ぐように唇を重ねると、息苦しさからか眉間に皺を寄せて翠は気が付いた。

「ぷはっ!…はぁ…はぁ…啓介さん?………あたし……」
「随分と良かったみたいだな?」

 まだ快楽の波を漂っているのか、目をトロンとさせたまま翠は頷く。

「啓介さんのおち○ちん……気持ちいいんだもん…大きくて……とっても硬くて……」

 ことセックスに関しては女の方が得だと思う。相手次第とは言え、何度でもイけるんだから……ふと俺はそんな事を思っていた。

「なんか、喉乾いちまったな……ビール飲んでくるよ」

 そう言って俺は立ち上がり、冷蔵庫から取り出したビールを片手にベッドに戻ると一気に煽った。喉を通り過ぎる冷たい液体がいつも以上に旨く感じる。

「あたしも欲しい……」

 やっと落ち着いたのか、翠は俺の方を見てそう言う。頷いて抱き起こそうと首に手を回すと、その手を抑えて彼女は首を振った。

「飲ませて……啓介さんの口で……」
「ああ…」

 そんな事は未経験だったが、俺はビールを口に含み翠の中に流し込んでいく。口移しに流れ込む液体に白い喉がコクン、コクンと小さく動き、やがてゆっくりと離れた口からそっと吐息が零れた。

「はぁ…おいしい…」

 潤んだ瞳のまま、微笑みを浮かべて翠は呟く。今までの女と違う仕草の一つ一つが俺の胸をザワザワとさせて、残りのビールを一気に煽ると俺はシーツに潜り込んだ。
 すると翠は、ぴったりと寄り添ってくる。これはこれで悪い気はしないんだが、何とも言えない気分だった。

「あっ…」

 不意に彼女が小さく声をあげたので、振り返ると翠は顔を真っ赤にして俺を見ている。

「どうした?」

 そう尋ねてみても、首を横に振って翠は答えない。


『ゲームメイカー』の最初へ 『ゲームメイカー』 10 『ゲームメイカー』 12 『ゲームメイカー』の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前