傷跡-2
「で、どうする?脱がす?」
「ランドセル姿が萌えるんじゃね?」
「お前、本当ロリコンだな!」
Tシャツを捲られる。ブラジャーが見られる。それもめくられて、胸を見られる。
「すっげ!ピンクじゃん!」
いきなり乳首をくわえられる。ゾゾッとする。
「感じてるの?」
ケタケタ笑ってる。
一気にパンツをおろされる。
「見せて!」
一人の男が私の股の間にしゃがみ込む。歯が恐怖でガタガタ鳴る。
触られ、舌で舐められる。中に指を入れられる。痛っ。た…すけ…て…。
「後で代われよ!」
一人は乳首をくわえながら言った。
「口開けて。」
目の前でズボンのジッパーが下ろされる。目を背ける。片手はナイフを持っている。
口にそれをつけられる。
「やっ…。」
無理矢理、首を持たれ、口を開けさせられた。口の中に強引に入れられる。
「うっ…おえっ。」
何度も吐きそうになる。目は充血。唇の端が切れて、血が出る。
「た…すけて…。」
グワッ。突然の激しい痛み。
「小学生の〇〇〇は締まりが違うね。」
必死で痛みから逃れようとするが、数人に肩を押さえられてて抜けない。裂けるような痛みが続く。だんだん意識が遠のいていく。
「こういうの高く売れるんじゃね?性に目覚めた小学生!」
「俺の顔写すなよ!」
ビデオを回す男がいる。
「うっ…出そう。」
痛みからの解放と共に、中がドロドロしていた。な…に…?繰り返し繰り返し、男のそれが私の中に入れられていく。痛みで体が麻痺してくる。
「おい、こいつ漏らしてる!」
もう、助かりたい思いも、逃げる気力も失ってきていた…。ただその地獄が終わるのをひたすら願った…。
気付くと、私は病院のベッドに寝ていた。母が私の手を強く握ってる。
「私…?」
涙が溢れる。…助かったんだ。ほっとするのも束の間、あの光景が鮮明に思い出される。
「あっ…、ひゃっ、ん…。」
涙が止まらない。声を上げて泣いた。
「怖かったね。ごめんね。」
母も泣いてた。ずっと、私を強く抱き締めながら泣いてた。