戦いと闘い……5-1
崇「ホントにお前は手が早いいな?」
文『すまんな〜あれを言われるとどうも抑えが効かんのよ』
太『っていうかあいつ一人で海に来てたのかな?』
俺達はあの後駐車場で落ち合ってから着替えを済ますために海の家に帰っていた。
文『あ〜そういやそやな、一人で来るなんか寂しい奴やな?ハハ♪♪』
崇『ハハ♪♪じゃね〜よ、ホントにお前は考えて喧嘩しろよ?』
文『ハハ♪そりゃ無理や♪考えてるくらい冷静なら喧嘩になんかならんよ?』
崇『それもそうだけどちょっとは考えろ……』
♪♪♪〜♪♪〜♪♪
太『はい、もしもし?』
太『え!?今どこ?すぐ行くよ!!!!』
文『おい、どないしてん?』
太『ルイちゃんからだったんだけど着替え終わって外で待ってたら文夫がさっき殴った奴の連れに絡まれてるらしい』
崇「な?だから考えて喧嘩しろって……行くぞ」
俺達は慌てて外に出て行く。
崇『それで、太一カズミちゃん達はどこだ?』
太『向こうの岩場の方に連れて行かれたらしい』
太一は西の方にある岩場を指差してた。
崇「そうか…急ぐぞ」
そして3人は走って岩場へ向かった。
文『ハァ…よ〜さんおるがな』
太『13人……一人4人で崇が5人だな』
崇「5人か……やるか……」
文『はいよ♪♪行ってきま♪♪』
そう言うと同時に文夫が相手に向かって走りだし た。
文『ウォラ!!!!!!!!!』
叫ぶと同時に相手の一人に飛び蹴りをかます、そして相手が倒れたのを確認すると後ろの相手にも続けざまに回し蹴りをいれる。
いきなりの文夫の登場に慌てる男達にさらに俺と太一がとどめを刺す。
太一は長い腕を利用して相手が自分の攻撃圏内に入ったらすぐに倒していく。
そして俺もいつものように相手の出鼻にカウンターを合わせて倒していく、そして半分ぐらい片付いた時だった。
男『おい!!!!それ以上暴れたらこの女達刺すぞ?』
文『お…お前そんなん卑怯やろ!!!!!!!』
男『う…うるさい!!!刺されたくなければ動くな!!!!!』
崇「お前……その子達に傷一つでも付けてみろ?殺す……」
男『うっ……』
多分今の俺ならライオンでさえ逃げ出すだろう、それくらいの殺気を放っていた。
崇「お前達…動くなよ?動いたら…死ぬぞ?」
そう言いながら男達の間を通りまっすぐカズミとマキを脅している男の元へ向かう。