寒い夏-1
今まで当たり前にあったモノがなくなるって結構キツイ。
急にカラッポになったみたいで
開いた穴に思わず代わりの何かを詰めたくなる。
でも それをしたら負け。
自分で埋められるようにならなきゃ。
同じことの繰り返し。
開いた穴は傷になりキリキリと胸を締めつける。
それでも むりやり穴をふさぐより
1人で苦しむ痛みのほうがマシ。
ありのままの自分でいよう。
弱い自分をさらけ出そう。
みっともなくてもいいじゃない。
苦しくてもいい。
精一杯楽しもう。
そしたらそれが当たり前になる。
後ろは振り返らない。
そう決めたんだ。
苦しみを抱きながら。
進まなくてもいいから。
1人で進むには まだ時間が必要だから。
わがままで
面倒くさくて
弱い私でいさせて。
強がりなウソを笑顔で聞いて。