戦いと戦い…0,5-1
俺は一応入学式に出席した
本当一応だけどな
一通り式を終えて教室へ……帰るはずが……
『おい!!!!!!お前峰中の崇だろ?先輩がお前生意気だから後で護国神社に顔出せってよ』
「はぁ…早速かよ…わかったよ、パシリお疲れさん」
『んじゃ伝えたからな?絶対行けよ?でなきゃ俺がやられるんだから!!!!』
まだパシリ君は喋ってるが俺は教室へ歩いていった
まぁパシリ君が殴られるのはどうでもいいんだけどどうせいつかはやらなきゃいけない事だしな〜
さぁ〜どうするかな〜
めんどくせ…
「はぁ…どうすっかな」
思わず言葉に出てしまったらしい
『なぁ〜じぶんなんや楽しそうな事になってんな〜』
いきなり後ろから声をかけられて驚きながら振り向くと160cmあるかないかくらいの奴が立っていた
「楽しくなんかない、面倒なだけだよ」
『ハハハ(笑)それもそうやなじぶんには面倒なだけやわな〜』
「それで?何か用か?」
『おうよ、その話俺も混ぜたってや?』
「別に好きにしたらいい…何人相手にするのも一緒だしな」
『ちゃうちゃう(笑)じぶんの味方させたりって言ってんねんやん』
「はぁ?なんで俺の味方なんか?」
『俺が見た限りじゃあんさんがこの学年じゃ1番強い、1番強い奴と一緒やったらおもろいやん(笑)』
こいつ何考えてんだ…?
馬鹿か?
『んでどないするんや?一緒に連れてくか?』
まぁ数は多い方がいいしな
「いいぞ、でも自分の身は自分で守れよ?」
『はいよ』
っと言った瞬間そいつがいきなり顔面目掛けて蹴りを繰り出した
ピタッ……
顔から1cmと離れない場所で足が止まった