戦いと戦い…0,5-2
『どや?』
と足を止めたままそいつは自信満々の顔で聞いてくる
俺も答えだと言わんばかりにノーモーションの右を突き出す
『うわっ!!!!!』
そいつはバランスを崩して尻餅をついた
尻餅をついているそいつに向けて俺も
「どうだ?」
するとそいつは笑いだして
『ハハハ(笑)やっぱじぶん強いな〜あのスピードでパンチ出されたらどないもならんわ〜』
と言いながらズボンを払いながら立ち上がる
『俺は中村文夫や中学は神戸の学校やったんやけど親父の転勤でこっち来たんやじぶんは?』
「俺は沖田崇だ」
『そか♪仲良うしよな♪』
「………」
よく喋るやつだな…
これが俺と文夫との出会いだ
太一との出会いは次の話でな