遠隔操作LOVE-5
余韻に浸りながら、息を整えきった徹は、ひとみにまた誘いをかけた。
「イっちゃった、いやらしいひとみのオマ○コが見たいな。」
また、何を言いだすのかと、ひとみは驚いたが、出発前のあの夜の撮影を思い出すと、かすかに興奮も覚えたのは事実だ。
「ど、どうするの?」
「もちろん、自分で、写メ撮って送るんだよ。またお守りにしてやる。」
わけのわからない言い分だが、妙に納得をしたひとみは、了解の旨を伝え、いったん電話切る。
「はあ〜。」と一息つき、切ったばかりの電話を見つめる。自分で自分の中心を撮るという異様な動作を想像し、嫌悪感をいだきながらも、関心は抑えられない。なんとなくそれが「キモチイイ」行為であることをひとみはわかりはじめていた。
おもむろに、携帯の写真機能を立ち上げ、イったばかりで充血した秘所を自らさらけだす。なるべく、よく撮れるようにと工夫を重ねるうちに、マングリ返しに近いくらいに、脚を大きくM字に開く、かなり大胆なポーズになってしまった。そして、撮り続けるうちに、またひとみは自分が感じていくのを気づいていた。
撮り終えた、写真を添付し、徹に送り終える。想像するとかなり変態的行為だと思うが、いろんな意味でドキドキが止まらない。ほどなくして、再び、徹からの着信があった。
「もしもし、ひとみ?すごいエロいオマ○コ写真見たよ。ありがとう。」
徹は、わざと卑猥な表現をして、写真の感想を述べた。それがまたひとみの快感を煽るのを知っているかのように。
「それでさ〜。やっぱ指だけじゃ足りないかなって思って。」
「?」
「これから、買い物に行って欲しいんだ。ノーパン、ノーブラで!」
「えっ?!」
本当に何を言い出すのだろうこの人は、とひとみは瞬時に思った。しかし、心の片隅で、なんだか抑えきれない欲望の火が、くすぶりだすのも同時に感じていた。そんな心境を知ってか知らずか、徹はたたみかける。
「ひとみん家の近所の、○○スーパーに、キュウリと、バナナと、ソーセージを買いに行って欲しいんだ。でも、ただ買いにいくだけじゃ、きっとひとみは満足しないから。そうだな、胸が出しやすい前開きのシャツとか、あ、シャツワンピースあったな、あれ、着ていきなよ。」
まるで、歌いだしそうなくらいご機嫌に徹は注文を出す。
「見えてないからってズルしちゃダメだよ。あとでちゃんとチェックするからね。まあ、きっとひとみにとってもノーパン、ノーブラの方が良いよ。気持ちよくなるはずだからさ。じゃ、20分以内に、店行ってね。着いたら電話してね。」
そう、一方的に言うと、徹は電話を切ってしまった。
ひとみは途方にくれた。大好きな彼氏の言うことにしても、常識的には考えられない行為だとは思う。しかし、一方で、そうしてみたいという欲求がひとみの中にもあるもの事実だ。徹も「ひとみにとっても気持ちいいはず。」と言い切る通り、その行為は、きっと新たな快楽への扉なのかもしれないということは気 づいていた。
そして、20分後、ひとみは、○○スーパーの前に立っていた。ノーパン、ノーブラで。
「も、もしもし。」
「もしもし、ひとみ、スーパー着いた?」
「う、うん。」
「どうした?もう感じちゃってるの?」
ひとみの家から、スーパーまでは、ひとつ大きな道路を渡るが、距離にして150mくらいだ。ひとみは、部屋で裸に直接シャツワンピースを身に着けてから、何度も何度も、鏡の前で、透けていないか、どうすればバレないかチェックをした。結論としては、そう簡単には透けないし、胸を張りすぎないで、普通に歩けば大丈夫というものだったが、いざ、外に出てみると、その感覚はま ったく違った。