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伊藤美弥の悩み 〜受難〜
【学園物 官能小説】

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その後の悩み side:M-2

 ぱくっ
 
「うわっ」
 先っぽを口に含むと、龍之介が悲鳴を上げた。
 ……うわ?
「りゅ〜う〜の〜す〜け〜?」
 ぎう、と触っているものの下にある場所を掴んでやる。
「いででででっ!!」
 叫んで、龍之介は跳ね起きた。
 あ、やっぱり。
「……いつから起きてたの?」
 険悪な口調で問い掛けると、龍之介は苦笑した。
「りゅーうって、起こされた辺りかな」
 む〜……。
「ほら、そんな顔しない。可愛いとこが台なしだよ」
 また不可思議な事を……。
 龍之介の目に、私は飛び切り可愛く写ってるらしいけど……私の顔って、中の上くらいだと思うんだけどな。
 ……それでも十分て人、いるかも知れない。
「それより……こんなすけべな起こし方をするなんて、もしかして誘ってるの?」
 は?
「誘ってるなら、遠慮なくご馳走になりますよぉ?」
 え、いやだって……うきゃあっ!?
「あ、ちょ……!?」
 ひゃうんっ!?
 狼狽してる間に、すっかり龍之介のペース。
 わやわや動いてるうちに寝間着は脱がされて、下着姿。
 何でこの人、こんなに手際がいいのぉ!?
「あきゃっ!?」
 いきなり胸に吸い付かれたせいで、変な声を漏らしてしまった。
 龍之介は上目使いで、私を見てる。
 やだ、凄い目……。
 背筋が、ゾクゾクする。
 こんな目で見られたら、抵抗できなくなっちゃう。
「あっ」
 乳首を吸われたせいで、口から声が漏れた。
 やだっ……舌のざらざらが、凄く気持ちいい……。
「ん……あ、はぁ……」
 色々されているうちに、私の口からはいやらしい声しか出てこなくなっていた。
 すっかり抵抗しなくなった私を見る龍之介の目が、微笑んでる……。
 と、思ったら……伸び上がって、キス。
「ん……んふ……」
 舌先が入ってきて、私の舌を絡め取る。
「はっ……あんぅ……」
 あぁ……感じちゃう……。
「ん……」
 あ……離れちゃった……。
 私の顔を覗き込んだ龍之介が、くすくす笑った。
「すっごいやらしー顔」
「なっ……ん!」
 抗議しようとした途端に耳を甘噛みされたら、何も言えない。
 何でこんなに耳が弱いのかしら。
 あ、首もか……。
「ひゃうっ」
 なんて考えてたら、当然のように首を襲われた。
 ほんとにこの人、性感帯を知ってるなぁ。
 たぶん、私自身より。
「あっ……ああぁ……」
 ああ、駄目……全身が熱くて、無駄な事なんか考えていられない。
 気持ちいい……。
「あっ……」
 脇腹に指が走ったせいで、上半身がびくっと震えた。
「ん、ここいい?」
 くすくす笑いながら、龍之介は腋の下から腰に至る曲線へ、引っ掻くように指を這わせてきた。
 しかも、何度も往復させて。
「ひ……っ!」
 体がびくびく痙攣して、下半身が更に熱くなる。
「ああ……!んぁ……あ!」
 思わず腰をくねらせちゃうと、龍之介は足に手をかけてきた。
 ぱくん、とあっけなく足が開いてしまう。
 あぁ、龍之介の指が……そこに、くる。
「っ」
 触られただけで……自分がぬるぬるなのが分かった。
 龍之介はまたキスをしながら、そこをいじくる。
 体の上下を掻き回されて、私の頭は沸騰寸前。
 お腹の中が震えて、龍之介を欲しがってる。
「っん……あ、はあぁ……!」
 堪らなくなって口を離し、声を漏らすと……龍之介が、腰を擦り付けてきた。


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